築38年の古家 ジプトーン天井を塗装DIY
先日、壁紙のペイントリノベをしたのと同じキッチンダイニングには、ジプトーン天井が使われています。
ジプトーンとは天井用化粧石膏ボードのことで、無数に空いた穴はトラバーチン模様と呼ばれています。オフィスや公共施設で使用されることが多く、役所や学校で見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ジプトーン天井は価格が比較的安いなどのメリットがあるようですが、見た目が古めかしいのと、無数の穴がなんだか怖くて、一般家庭では使いたくないなという感じがします。
この築38年の古家では唯一キッチンダイニングがジプトーン天井で、壁紙と同じく経年劣化で黄ばんでいました。壁紙が塗装DIYできれいになったことで、なおさら天井の黄ばみが際立ちます。
このままにしておくわけにはいかない! ということで、ジプトーン天井もペイントリノベでリメイクしていきたいと思います。
ちなみに、ジプトーン天井にクロスを貼るという選択肢もありますが、その方法を調べてみると、「シーラー塗装→継ぎ目や穴にパテ→やする→シーラー塗装→クロス貼り」という作業工程のようです。DIY初心者には難しそうだなというのが率直な感想です。
ジプトーン天井を塗装する時のポイント
ジプトーン天井を塗装する時に頭に入れておきたいのが、「穴の中にもヤニや油汚れが染みついている」ということです。
経年劣化で汚れたジプトーン天井に下地処理をしないまま塗装すると、穴から染み出てきたアクで黄ばみが生じてしまいます。そこで、壁紙や砂壁を塗装する時にも使用した「含浸シーラー」を下塗りすることが必須です。
また、壁などを塗装する時は違い、上から塗料が降ってくる可能性があります。①塗料の飛び散りが少ないマイクロファイバーローラーを使う②帽子を被るなどして備える、というのも天井を塗装DIYする時ならではのポイントとなります。
築38年古家 ジプトーン天井ペイントリノベ スタート
では、ジプトーン天井のペイントリノベの様子をレポートしていきます。
まず、シーリングを外します。
壁はマスキングテープを貼った後マスカーで保護します。
床にも塗料が垂れるのでビニールシートなどを敷いておきましょう。
マスキングが完了したら、含浸シーラーを塗装します。
穴一つ一つにしっかり入れ込むように塗装していきます。
塗装後、2時間程度乾燥させ、乾いたことが確認出来たら上塗り塗装していきます。
壁紙を塗装したのと同じ、タカラ塗料オリジナルカラーのウルフグレーで塗装して部屋の統一感を出していきたいと思います。
細かいところは刷毛で、広い面はローラーで一気に塗装します。
色味を考慮した結果、今回は廻り縁のモールディングも一緒に塗装することにしました。
ローラーは、毛丈18mm程度の中長毛タイプのローラーカバーを使うと穴の中に塗料が入りやすいのでおすすめです。
ただ、中長毛のローラーカバーを使ってもこの穴一つ一つに塗料を入れ込んでいくのがかなり大変でした。上を向いて、しかも高い場所への塗装なのでなおさらです。
それを考えると、クロスを貼る時の工程の「継ぎ目や穴にパテをする」なんて、やはりDIYでは絶対無理! と思ってしまいます。
透けがなくなるまで重ね塗りして完成です。
築38年古家のジプトーン天井が、ペイントリノベで再生!
黄ばみがひどかった築38年古家のジプトーン天井が、塗装でまっさらきれいになりました!
そして壁紙と同じウルフグレーで塗装することで、天井だけが汚れているという違和感がなくなりました。
正直に言うと、ずっと上を向いての作業なので壁紙の塗装より体がしんどかったです。ただ、工程は同じですし、塗る前と塗った後のあまりの差に満足感が半端なかったです!
今回も、塗装してよかったなと感じました。
穴を埋めるのに苦労して、3人で作業して5時間ほどかかりましたが、塗装は途中でやめても問題ないので、しんどくなったら手を止めて次の日に再開するというのもアリです。
ご自宅のジプトーン天井をなんとかしたいなと思っている方は、ぜひ塗装DIYにチャレンジしてみてください!
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